2009年9月22日火曜日

英語の話②

 引き続き英語のお話です。

 結局、留学しても日々漫然と過ごしていては、英語力、特に会話力は身に付かないということが、この1年でイヤというほど分かりました。

 それじゃあどうすればいいの?、という話ですが、

3択―一つだけ選びなさい

答え①天才のSANPAIは突如、英会話力が開花する。


答え②金髪の彼女が出来て助けてくれる。


答え③どうしようもない。現実は非情である。


おれがマルをつけたいのは答え②だが期待は出来ない・・・。


答え―③ 答え③ 答え③


以上、ジョジョの奇妙な冒険第III部、ポルナレフの名言からでした。

 実際、「英語が上手くならなんです~」と愚痴をこぼすと、よく返ってくるアドバイスが②だったりするのですが(「アメリカ人の彼女を作れば、英語も上手くなって一石二鳥じゃないの~」的な)・・・分かってます、分かってますよ、半分冗談だってことはね・・・。

 けどね、そんな甲斐性があったらとっくの昔に英語も上手くなってるつーの! つーか英語が下手くそなのにどうやって彼女を作るんだよ! 「ハートがあれば大丈夫」だって? ふざんけんな! 英語が無くても意思疎通できりゃ、こちとら苦労してねえよ!!

 ・・・こほん、失礼しました、少々取り乱してしまったようです。まあ、イケメンか、人並み外れた情熱があればそうした対応も可能なのでしょうが。 

 その点、アメリカ人やイギリス人といった英語圏の人々は羨ましい限り。エスペラント(人工の国際標準語)が失敗した今日、何といっても英語が国際標準語であり、海外に行って、「え、何でオマエ英語話せないの?」的な対応はオッケーでも、「え、何でオマエ日本語話せないの?」的な対応をした日には、「この金満日本人が! オマエは熱海で十分だよ!」(熱海を莫迦にしているわけではなありません。あしからず。)と叩かれること請け合いです。


 イギリス人やアメリカ人が大好きなローマの歴史に例えれば、「ローマは世界を三回征服した。一度目は軍事力で、二度目はキリスト教で、三度目はローマ太字法で」という有名な文句は、「アングロサクソンは世界を三回征服した。一度目は軍事力と経済力で、二度目は民主主義で、三度目は英語で」と言い替えることが出来るのでは、と思ったりします。

 一方、日本人にとって英語のハードルが高いのと同様に、アメリカ人にとっても日本語はかなり難しいようです。同じ漢字圏であっても、中国語やハングルの方が比較的学びやすいとも聞きますし、日本語が世界で一番難しい言語だ!、となぜか誇らしげに言う人もいますが、本当かなあ。少なくともハングルは、理解しやすいように作られた言語ですから、日本語よりも学びやすいとは思いますが。


 それでも、アメリカで意外に日本語に関心がある人が多いのは、たとえば日本の文化や歴史に興味があったり、マンガやゲームに関心があったり(いい人だ!)、日本の女の子が大好き(日本に来んな!)だったりと、様々な理由がある訳ですが、第二次世界大戦中に、アメリカにおいて日本語の研究が進められたという事情も大きい、と聞いたことがあります。(出典は忘れましたが。)


 ただ、日本語の将来、あるいは日本の語学教育については、ちょっと気がかりな点があります。以前、確か、「エコノミスト」の記事だったと思いますが、海外の著名なエコノミストの意見として、「東京市場は世界の金融センターになれない。なぜなら言語の壁があるから。むしろ香港やシンガポール市場の方が可能性がある」という趣旨のことが書かれていました。


 最初は、言語だけでそんな大袈裟だねえ、要は経済力でしょ、と思っていました。ですが、国際貿易の授業を取った際にも、「日本は、関税は欧米並みに引き下げたけれども、言葉や慣習の壁で今も不公正な輸入制限を続けているのでケシカラン」的な説明があって、正直、「日本語を勉強しろよ!」とも思いますけれども、それが教授の個人的な意見ではなく、教科書にも通説として記載されているのを見ると、言葉による経済への影響というのも、ちょっと考えざるを得ない。


 最近、日本の産業のガラパゴス化(簡単に言えば、日本人にだけ通じる技術・サービスに特化して、国際的な競争力を失うこと、だったかな?)ということが言われますが、日本語による経済的なガラパゴス化、ということもまた言えるのではないか。

 中国やインドの台頭による、日本の相対的な経済的地位及び国際的影響力の低下、今後の高齢化及び人口減少等による日本社会の成熟化等を踏まえると、日本一国では到底経済大国としての地位を維持出来ず、世界市場に打って出ていくしかなく、だから日本も今後は英語を標準語にするんだ!、といった政策が出てきてもおかしくはないと思いますね。

(中国・インドには膨大な国内需要がありますし、ヨーロッパ諸国はEU圏に東欧を飲む込むことで、市場の拡大が見込めますが、日本にはそれが無いですから。)

 まあ、いきなり英語標準語化はさすがに行き過ぎとしても、将来的には、アメリカにおける現在の中国人学校のように、午前中は中国語、午後は英語で授業といった風に、学校では日本語と英語のチャンポンが普通になるのはあるかも知れないですね。

 もっとも、「やっぱり日本語を愛そうよ! いいじゃん、経済大国じゃなくてもさあ。もともとちっぽけな島国なんだし、日本の文化を大事に守っていこうよ!」、という意見もアリなわけで。むしろこっちの意見の方が多数派かも。そうだそうだ、だから英語が上手くならなくてもいいんだ!、などと開き直る自分は、もう一度人生をやり直した方が良いと思いますが。






2 件のコメント:

  1. 初めてコメントさせていただきます。
    私もこの秋からGWのMPPプログラムで勉強させていただいております。ロースクールの学生は何人か存じ上げているのですが、ブログを読む限りまだお会いしたことがないと思いますので、是非お会いできることを楽しみにしております。
    英語はそうなんですよね。聞けないことに慣れるんですよね。私は2年間あるので、今更ながらインプットをしております。一応、ルームメイト二人ともアメリカ人なのでこれ幸いと。いい人たちなので、かなり英語を使うには適していると思っております。
    私のプログラムではグループワークがあるのですが、これがしんどい。。。アメリカ事情を知らないということもあるのですが、これは学びととらえられるのでまだいいです。問題は何が起こっているのか授業よりさらに謎、加えて自分の意見を言っているときにメンバーが見せる「コイツ何言ってるのかマジわからん」という顔が(笑)いやぁ、笑えないですね。

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  2. コメントの方どうもありがとうございます。
    しばらくドタバタしていて、ブログを見ておらず、気付くのが遅くなってしまいまいた。どうも申し訳ありません。

    こちらこそ初めまして。このような拙いブログを見ていただいて、汗顔の至りです(笑)。英語の方は、最近悪い意味で慣れてきてしまって、いかんなと思っております。その点、ルームシェアをされているというのは、自分には真似出来ないことで、尊敬してしまいます。また、MPPの場合、グループワーク等で、否が応でも英語を話さなければならないと聞いておりますので、大変かと存じますが、きっと一年後には、自分が及びもつかないほど英語が上達されているのではないでしょうか。自分も改めて英語を頑張らないといかんですね・・・。

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