↑国立自然博物館外観と入口。アフリカゾウがお出迎え。
博物館巡り3件目、今回は国立自然史博物館(National Museum of Natural History)になります。
展示品は、動植物の展示から始まって、恐竜の化石や昆虫、鉱物や天体などなど、まさに我々が考える、典型的な博物館といった様子でしょうか。
もっとも、環境法を専門にしつつ、自分自身はあまり動植物に詳しくないのですよ(おい)。 友人からも、「SANPAIって絶対動物とか好きじゃないだろ」とか言われます。なんでだ? 好きなんですけどね、クラゲとか。
もっとも、環境法を専門にしつつ、自分自身はあまり動植物に詳しくないのですよ(おい)。 友人からも、「SANPAIって絶対動物とか好きじゃないだろ」とか言われます。なんでだ? 好きなんですけどね、クラゲとか。
とはいえ、いやいや、せっかくだから動植物について詳しくなってやるぜ、とちょっとは思ったんですが、説明に専門用語(特に動植物の名前)が多くて、正直、かなり厳しい。
いつもそうですが、博物館に行くとルート選びに迷います。どのように回れば、効率的かつ合理的に展示を見ることができるか、特に自分に馴染みのない分野だと、非常に難しい問題です。
( 「パッと見て楽しければいいじゃん、そんなのテキトーでいいだろ」というのは、分かってない、分かっていないんだ・・・・!目先を追うなっ・・・・・・!その場その場の状況で動くなよ オレたちはいつもそれで失敗してきたんじゃないのか・・・・・・!)
例えば、ルート選びに失敗すると、展示を見落としたりして、引き返したりしなければならなくなり、時間のムダであるとともに、初めて見る感動が損なわれてしまいます。
また、解説を読む順番も大事で、個別の解説をバラバラに読んでも、あまり頭に入らない。
体系的に理解しようと思ったら、最初に大まかな解説を読んで、その後年代順、あるいは分類順に見ていくことが大事になります。
体系的に理解しようと思ったら、最初に大まかな解説を読んで、その後年代順、あるいは分類順に見ていくことが大事になります。
展示も変に工夫を凝らさなくてもいいから、解説を素人にも体系的に理解しやすく、なおかつ直感的に回りやすいようにしていただきたい。もっとも、展示スペースの関係上、簡単ではないのでしょうが。
あるいは、「あなたの趣味はこうこうだから、こう回ればいいわよ」的な助言をしてくれる、博物館ソムリエとかがあってもいいと思うのですよ。
やっぱりどうでもいい? 分かってない・・・、分かってないよ・・・・!(※以下筆者のどうでもいい主張が続きますので、ヒマな人以外は飛ばして下さい。)
当初の博物館(の原型)は、一部の特権階級の物好きが集めた収集品を、個人的に展示するものでした。このような恣意的な展示の中では、体系的な収集・分類方法は発展しようがありません。
一方、自然科学者によって次第に理論的な分類方法(ダーウィンの進化論など)が整備されていきます。同時に、国民国家の成立、市民社会の形成によって、博物館における、国民の普及啓発や国威発揚の場としての役割がクローズアップされていきます。こうした流れを受けて、現在の、年代別・分類別の展示が形成されていったわけです。
いわば、博物館の展示方法とは、自然科学の発展度合及び社会状況を反映したものであり、展示方法を見れば、我々の自然に対する世界観をうかがい知ることが出来るということです。
ともあれ、最初は哺乳類と古代生物のコーナーから。
我が愛読書の地球の歩き方によれば、「哺乳類コーナーは展示方法に工夫が凝らされている」ということで、確かに、ジオラマのようにそれぞれの地域の風景と動物の営みが再現されており、同時に風の音や雨の音も再現されているので、まるでサバンナに迷い込んだような気分だ!・・・と言えばウソですが、それなりに臨場感があります。
古代生物のコーナーの目玉は、やはり何と言っても恐竜でしょう。
ホントに、よくもまあこんな巨大生物が地球に生息出来たものだ、と不思議に思います。化石が発見された当初は、「これは悪魔の化身に違いない」「聖書におけるノアの洪水で滅んだ神話時代の生物だ」と言われたのもよく分かります。
もっとも、個人的には、カンブリア紀の奇妙キテレツな動物の方が見ていて楽しい。なんだかナウシカを思い出しますね。
もっとも、個人的には、カンブリア紀の奇妙キテレツな動物の方が見ていて楽しい。なんだかナウシカを思い出しますね。
次に、鉱物・宝石コーナーへ。
↑世界最大のブルーダイヤモンド、「ホープダイヤモンド」。永遠の輝きにボクの目も釘付け。
宝石コーナーは大混雑です。特に女性陣の熱気がすごい。何だかクラクラしてきました。そのうち、子供が泣きだして、日本人のお母さん(お祖母さん?)が、「お願いだから我慢してね」となだめていました。確かに、こんな狭くて暗くて熱気ムンムンのところにいたら泣きたくなります。
ほうほうの態で宝石コーナーを抜け出して、鉱物コーナーへ。ああ、人が少なくて落ち着くなあ。
個人的には、宝石よりも鉱物の方が綺麗に感じます。何と言うか、結晶体とかたまんないですよね! これぞ自然の造形美。でも写真は無し。すみません、見惚れてました。
さらに、考古学のコーナーもあります。
「Written in Bone」(骨の記憶、とでも訳しましょうか)というコーナーは、17世紀初頭、アメリカの初期植民地時代の生活を、発掘された人骨によるデータを元に再現したもの。
↑どこを見ても骨、骨、骨。ええい、ここはお化け屋敷か。泣いてしまうぞ!
アメリカへの入殖者としては、プリマス号によるピルグリム・ファーザーズが有名ですが、実はその前に、すでにヴァージニア州にジェームズ・タウンという植民地が築かれていました。 入植当時の生活は苛酷極まるもので、最初の1年で、入植者の半分以上が死亡するという惨状を乗り越えて、どうにか入殖を進めていったわけです。
当時、日本は江戸時代が始まったばかり。当時の日本人の方が、入殖者よりも遥かに快適な生活を送っていたのでしょうね。
他にも、書き出せばキリが無いほどの展示があり、まさにお腹いっぱいです。それもそのはず、スミソニアンの中で最大の収蔵数(地球の歩き方によれば、約1億2660万個!)を誇っています。
その上、展示方法も工夫が凝らされていて、なかなか楽しめました。ある程度知識があれば、もっと楽しめるのでしょうけれども。やはり、最適ルートをチョイスするためにも、もっと準備をしなければダメですね。
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