2009年10月5日月曜日

クラシックコンサート

↑国会議事堂(Capitol Hill)の前にてコンサートを待つ人々

 DCでは、ニューオーリンズのようにジャズを楽しむということはできませんが、その代わり、ナショナル交響楽団(The National Symphony Orchestra)という、そちらの世界ではそれなりに知られた楽団があります。

 といいつつ、自分もほとんどクラシックについて知識はなくて、クラシックといえば『の〇めカンタービレ』でしょ!・・・はよく見たことがないので、クラシックといえば『銀〇英〇伝〇』だろ!(ネタが分かりにくくてすみません)、ぐらいなもんです。
 とはいえ、せっかくですから、時間があるうちにクラシックについて造詣を深めておくのも悪くない、何しろタダだしね、ということで、9月上旬に開催された、ナショナル交響楽団の無料野外コンサートに行ってみました。

 場所は国会議事堂のすぐ前の広場ということで、ライトアップされた議事堂が荘厳な雰囲気を醸し出しています。人の入りは、演奏が始まる頃には8~9割といったところ。

↓盛況なコンサート会場
 曲目は、前半はスター・ウォーズやE.T.のテーマなど、自分のような素人でも聞いたことがあるものばかりで、楽しむことが出来たまでは良かったのですが、休憩中に突如として雨が降り出し、一向にやむ気配がありません。
 
 あいにく傘を持ってきておらず、その上気温もだいぶ下がってきて、肌寒くすらなってきました。まだ9月なのに! ニューオーリンズだったら11月まで暑いのに!、と、喉元過ぎれば何とやら、ニューオーリンズのことが懐かしく思い出されます。

↑雨が降り始めた後の閑散とした会場の様子

 来場者の大半が帰る中、「ええい、軟弱な! こうなったら最後まで残ってやる!」と心に決めて待つこと30分ほど、当初の休憩時間を大幅に超過して、ようやく後半の部が始まった!、と思ったらまさかのアカペラでした。

 どうやら、楽器は湿気に弱いため、雨が降ったら演奏できない模様・・・だったらそれを先に言って欲しかった。というか、もはやオーケストラじゃないよね。という訳で、「ハレルヤ~」と神への賛美歌が響き渡る中、ダッシュで帰宅の途につきましたとさ。

 しかし、このままでは腹の虫が収まりません。是非ともリベンジしてやらねば、ということで、約一か月後、今度はお金を払ってちゃんとしたコンサートを聞きに行くことにしました。
 あれ、何でリベンジなのに自分はお金を払ってるんだろう?、と素朴な疑問が湧かなくもないですが、まあ、20ドルという、クラシックコンサートとしては破格の安値なので気にしない気にしない。
↑ナショナル交響楽団の本拠地であるケネディセンター

 会場はジョージ・ワシントン大学からもほど近いケネディセンター。建物も優美ですが、ポトマック川がすぐ横を流れており、ロマンティックな情緒が漂います。もっとも、一人で来ている自分には関係ないけどな!

↑ケネディセンター内部。

 毎日演奏する曲目が変わるのですが、本日はベートーヴェンの交響曲第六番と、バルトゥークのWooden Princeとのこと。いずれにせよ、自分にはよう分かりませんな。
 さすがに20ドルの席だけあって、恥っ子、もとい端っこの一番上の席ですが、会場全体が見渡せる上、周りにあまり観客がいないので、自分のような一見さんにはかえって都合がよいところです。
 
↑コンサートの様子。

 さて、肝心のコンサートですが、ベートーヴェンの方は、素人目からも「迫力があるなあ」と感じるところがありました。ベートーヴェンという名前に感化されただけかも知れませんけれども。一方、バルトゥークの森の王子の方は、もともとオペラ用に作曲されたとのことで、あらすじに沿って曲が展開していくのですが、
 〇登場人物;王子様、お姫様、妖精、悪い怪物。以上。
 〇舞台;森。以上。
 〇ストーリー;森でお姫様に出会った王子様は一目で恋に落ち、妖精の力を借りて、様々な苦難を乗 
         り越え、悪い怪物を倒し、最後にはお姫様と結ばれます。めでたしめでたし。

 今日び、小学生でも、もっと複雑なお話が作れると思うよ?
 いえ、あらすじがある分、曲のイメージがつかみやすいのはいいのですが、まさにイメージ通りの曲といった感じで、かえって薄っぺらい気がしてしまうのです。古典芸術は、人々に多様な解釈の余地を残すがゆえに、今日まで芸術足り得るのだ、という言葉が思い出されました。
 
 ちなみに、このオペラ、作曲されたのはいいけれども、結局これまで一度も公演されていないとのこと。さにもあらん。

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