2009年12月1日火曜日

ロスアンゼルス旅行記②


↑ロスアンジェルスの吉野屋。



 2日目は、友人Tは奥さんとカリブ海クルーズということで、一人でロス観光であります。寂しくなんか・・・寂しくなんかないんだから!
 しかし、ロスアンゼルスって一人で見るところが無いんですよねえ。仕方がないので、本日はひたすら日本食食べ歩きツアーにしようと決意。日本でも最近はおひとり様とか、一人で食事をするのが流行しているらしいですし。「このおしんこは正解だった。」とか、「ソースの味って男のコだよな。」などと呟くようになれば一人前のダンディな男らしいですよ? (『孤独のグルメ』を参照のこと)


 ということで、レンタカーを借りて最初にやってきたのが吉野屋であります。見た目は日本のものと変わりませんが、外の広告がやっぱりアメリカン。どう見ても牛丼じゃあありません。ちょっと、いやかなり心配です。



↓もはや丼ですらない。



 店内に入ると、店員さんもお客さんも、黒人やラテン系の方で、かなり違和感があります。ちょっとビクビクしながら牛丼を頼むことしばし、ポリ容器に入った牛丼と味噌汁が出てまいりました。おっ、見た目はなかなかいい感じです。


↓アメリカでは丼がないのか・・・。環境負荷が高いのが問題です。



 まずは味噌汁から。ずずっと一口飲むと、ううむ、確かに味噌汁は味噌汁なのですが、少々違和感が。何だか少しすっぱい気がします。地域柄、何となくメキシカンな感じでしょうか。


 気を取り直して、いよいよ本丸たる牛丼へ。この薄ーいお肉と、いい感じに黄金色に染まった玉ねぎがたまりません。もぐもぐと咀嚼することしばし、むむっ、この絶妙な甘さ加減はまさに日本の牛丼! 何しろBSE(狂牛病)騒ぎ以来、吉野屋の牛丼から遠ざかっていましたから、感動もひとしおです。赤ショウガを思い切りかけて、一気呵成に攻略。

 満足したところで、ふと考えたのですが、この薄い肉に比してこの充実感は何たることでしょう。アメリカの分厚いステーキなど目じゃありません。


 他方で、肉の生産のために森林が焼かれ、過放牧によって砂漠化が進んでいることが問題視されています。そのため、地球全体の食糧生産性を考え、肉ではなく穀物を食べることが求められています。  


 しかし、肉が好きで好きでたまんねえYO! 肉がなきゃメシになんねえんだYO!みたいな国の方々もきっといるでしょう。そんな時、この牛丼が地球の救世主になるかも知れないのです。この薄さでこの満足感、一人前の分厚いステーキから一体何人前の牛丼が作れることか。でもな~、オレっちの国はパンが主食だしな~という方のためには、カレーパン・焼きそばパンといった偉大な先輩にならい、牛丼パンを開発すればよろしい。合言葉は、牛丼が世界を救う・お肉、MOTTAINAI!


 えっ、それでもやっぱり分厚いステーキも食べたい? そんな人はそのうち某国が段ボールで出来たエコなステーキを開発してくれますからそれでも食べてなさい。


 ともあれ、孤独のグルメ風に締めるとすれば、「牛丼の味って日本男児だよな」といったところでしょうか。(特にヒネリがない。)



 さて、次に向かいましたのは全米最大の日本人街であるリトル・トーキョーです。リトルトーキョーについては、こちらの映画が参考になるでしょう。たぶん。責任は全く持ちませんが。(男性限定)
 

 リトルトーキョーについては、最近徐々にさびれつつあると聞いていましたが、特にリトルトーキョーの周辺地域は道路にゴミが散乱し、日中にもかかわらずブラブラしている、目つきの怖い方々を多く見かけます。


 リトルトーキョーの中は、そこまで治安は悪くありませんが、シャッターが閉まっている店も多く、何となく侘しい感じ。


↓リトルトーキョーの中心、日本村市場





 それでもさすがにリトルトーキョーの中心である日本村広場周辺は、観光客で賑わっています。

 のほほんとお土産を見ておりましたら、他のお客さんから、「これ何て読むの?」と、「お礼」と書かれた祝儀袋を見せられました。「Appreciationですよ」「What?」「いや、だからAppreciationとかThanksとかそう意味で」「???」・・・

 悲しいかな、どうやら自分の英語力ではこの程度の内容も伝達出来ないようです。だが、しかし自分はアメリカで培ったボディランゲージがあるんだぜ! ということで深々とお辞儀をしてやりましたとも。さすがにこれで、この人も「Oh!, I see!」と分かっていただけたようです。・・・ホントに分かったのかな? ジャパニーズDOGEZAと勘違いされていないか多少心配です。
 

↑何だかオシャレな山崎パン

 あまり見どころもなかったので、明日の朝ごはん用に山崎パンで惣菜パンを購入後、リトルトーキョーは早めに切り上げ、本日の最終目的地であるミツワへ。ミツワは全米規模で展開する日系のチェーン店で、内部はまさに日本のスーパーといった趣です。




 内部のお菓子屋さんにふらふら~と吸い寄せられそうになりますが、今回の目的はあくまでミツワ内にある、ラーメン山頭火ということで我慢我慢。何でも山頭火は北海道旭川ラーメンのお店で、NYやLAなど、アメリカにも進出しています。一番人気は塩ラーメンとか。

 
 山頭火はおそらく俳人である種田山頭火から採ったものなのでしょう。放浪する俳人であった種田山頭火の自由律俳句(5・7・5にとらわれない俳句)は、自然との一体感が漂い、学生時代から好きだったりします。
 「分け入つても分け入つても青い山」とか、「酔うてこほろぎと寝ていたよ」などなど、いいですよね。まあ、自分の場合、「言い訳をしても言い訳をしても書類の山」とか、「酔うてパソコンと寝ていたよ」ぐらいがせいぜいですが。

 それはさておいて、肝心のラーメンです。塩が一番人気なのですが、ディスプレイを見ていたら、ついついトンコツを頼んでしまいました。トンコツの魔力、恐るべし。
 
 このコッテリ感、太るなあ・・・と思いつつこの濃厚な味わいが堪りません。脂肪分はお茶のカテキン成分で分解。焼け石に水という気がしないでもないですが。
 食べ終わって周りを見回すと、揚げ物屋さんや定食屋さんもあり、「こっちでも良かったかな?」と少々後悔。明日も来ようかしらん。

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